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第二回講座 「ケースで学ぶ! 途上国での零細ビジネス振興のためのマーケティング」
2018年11月24日(土)・25日(日) 9:30-17:00

講座案内の印刷用PDFファイルはこちら

日本福祉大学大学院国際社会開発研究科は2002年開設以来200名を超える修了生を輩出している通信制の開発学系大学院プログラムです。今回当社有限会社人の森の国際協力カレッジの講座を、両者が合同で「日本福祉大学大学院公開セミナー・人の森国際協力カレッジ共催プログラム」として実施することになりました。今回の講座の受講者は、受講後に所定のレポートを提出して日本福祉大学院事務室より後日「修了証」を受けることにより、日本福祉大学大学院国際社会開発研究科入学後に、2日間プログラム1講座につき2単位として認定されます(上限4単位まで)。既に在学されている方の場合は、受講後に申請されれば単位認定されます。

なお、日本福祉大学への入学予定がない方でも本講座は受講可能です。

日本福祉大学大学院国際社会開発研究科ホームページ
http://development-school.jp/d_school/

本年度このプログラムは独立した二回の講座からなっており、個別に受講することが可能です。昨今国際協力の世界でも、地域産品を活かした商品開発など、地域の経済開発を目的とした協力が増えてきています。両講座とも、そのための実務的な知識や理論を学ぶために構成されています。両講座の案内はこちらにあります。

 受講申し込み書のダウンロードはここから(マイクロソフトWord文書)

第二回講座 「ケースで学ぶ! 途上国での零細ビジネス振興のためのマーケティング」
講師 野田さえ子(講師のプロフィールはこちら
2018年11月24日(土)・25日(日) 9:30-17:00

ケースで学ぶ! 途上国での零細ビジネス振興のためのマーケティング講座」では、多くの国際協力案件で起きている、「支援して作った商品が売れない!」という問題に対処するための方策を、実例から学びます。

グループワークにより、アフリカでの事例を解き進んでいきながら、農産品を売るためのマーケティング戦略を練る参加型講座。当講座の参加者は、アフリカのとある国の地方の村に赴任したNGO職員の佐藤さんの立場になって、マーケティング方法を考えていきます。

佐藤さんが支援する村の農家の女性グループ達は、現在、自分たちの畑でとれる落花生を加工・販売し、できたら子ども達にさらなる上の学校へ通ってもらいたいと願っています。どこにどのように売っていけば、女性グループのビジネスは成功するのでしょうか。

女性グループの人たちと共に数々の困難を乗り切り、ビジネスを成功させましょう。

期待される研修効果

  • マーケティングの基本(知識)を身につける。
  • マーケティングの基本を応用し、具体策を考える力を養う。
  • 途上国のコンテキスト(文脈・背景)やプロジェクトのフレームワークの中で、どのような工夫を行えばよいか、応用力を磨く。
  • グループワークを通したアイディア・具体策の創出を通し、チームワークによる創造的なプロセスの経験を得る。
  • コンテキストの異なる別の事例に取り組むことにより、(1)~(4)のプロセスを再構成させ、上述の知識・経験を再統合させ、さらに知識・経験を深める。

講師は中小企業診断士の資格を持ち、国際協力機構のビジネス開発支援・マーケティング/ブランディング・一村一品等に関する多くの研修でコースリーダーを務め、またコンサルタントとしてマラウイ・コソボ・ベトナムなどでの指導経験を持つ野田さえ子が担当します(講師のプロフィールはこちら)。

講座当日の教材には、講座用に開発したオリジナルテキストを使用します。関連教材としては野田さえ子ら著『ビジネス振興と経営 ビジネスセンスを磨こう (国際協力の教科書シリーズ2) 』がありますので、興味のある方はぜひご覧ください。

ケースで学ぶ!マーケティング講座コース・シラバス(案)。状況に応じて、内容・時間進行など当日多少変更になる可能性があります。


日時

内容

手法

1日目
9:30-10:00

集合・受付

 

1日目
10:00-12:30

マーケティングの基礎
マーケティングと私
・ケースから読み解くマーケティングの基本 
アフリカ国食品加工産品振興プロジェクト概要を読む
【演習1】
プロジェクト概要・デザインから読みとれることとは?
【演習2】
ショップ訪問時収集データから読みとれることは?
マーケティングの基礎とは?

アイスブレーク(自己紹介)
事例分析(グループディスカッション)

講義・全体ディスカッション

1日目
13:30-16:30

実践!マーケティングの基礎
事例:落花生を加工・販売する女性グループ支援のためのマーケティング・プラニング

・市場との継続的な対話を生み出す
  市場の声を聞く機会をどう作る?
・ニーズ、ウォンツ、デマンドを具体的に見極める
  入手した市場データをどう読み解く?
・競合・市場・自社のリソースを見極める
  ビジネス領域のコアを定める

シミュレーション
(SWOT分析、ターゲッティング、ポジニング演習)
講義
グループディスカッション

全体ディスカッション

2日目
10:00-12:30

商品、価格、販路、販売促進方法を考える
・商品コンセプトを具体化させる
【講義】 商品の構成要素、商品開発のポイント
【演習】 商品開発案の作成
・価格を決定する
【講義】 価格の決定方法、採算性の計算、ポジショニング
【演習】 価格案の作成
・販路を定める
【講義】  販路の定め方
【演習】  販路案の作成
・販売促進方法を考える
【講義】 販売促進の方法
【演習】 販売促進方法の作成
以上、 4点について援助関係者のよく陥りがちな視点も押さえる 。

講義
演習
(グループディスカッション)
全体ディスカッション

2日目
13:30-16:30

まとめ:
グループが立案したマーケティング戦略の発表とブラシュアップ
(※経験・希望がある場合)自分のこれまでの活動におけるマーケティングの課題の振り返り、経験のシェア

 

プレゼンテーション
全体ディスカッション
振り返り
ディスカッション

 受講申し込み書のダウンロードはここから(マイクロソフトWord文書)

講座の対象者

国際機関や開発コンサルタント、青年海外協力隊(特に村落開発・コミュニティ開発)やNGOなど、開発の仕事を目指す人。国際協力機関、開発コンサルタントやNGOなどで働いている人など。特に一村一品プロジェクト、SHEPアプローチ(市場志向型農業)、フェアトレード商品の開発などに関する業務を行う人にお勧めです。

講義の分野としては産業開発・社会開発ですが、特に専門性がなくても受講できる内容です。

日本福祉大学大学院国際社会開発研究科への入学を現在考えていない方でも、どなたでも受講できます。

日程と場所、受講料など

日程:

第一回講座 地域産品を活用したコミュニティ開発講座(第一回講座の案内はこちら
2018年10月20日(土)・21日(日) 9:30-17:00

第二回講座 「ケースで学ぶ! 途上国での零細ビジネス振興のためのマーケティング」
2017年11月24日(土)・25日(日) 9:30-17:00

会場: 日本福祉大学東京サテライト  東京都港区新橋6-9-6 「12東洋海事ビル」3階(日本福祉大学東京サテライトWEBサイト

定員:各講座 30名ずつ

各講座の受講料(消費税込):

 受講料は事前の銀行振り込みか、講座当日現金でお支払いください。

  • 職のある社会人の方 20,000円
  • 受講時に無職の方 10,000円
  • 学生割引(フルタイムの学生の方) 10,000円

募集期間: 定員に満たなければ講座前日まで。

なお、各講座1日目終了後に、研修会場近隣の飲食店にて懇親会も実施する予定です(自由参加)。さまざまなバックグラウンドをお持ちの方同士、気軽に参加可能です。これまでの講座でも毎回開催し、好評の懇親会ですので、ぜひご参加ください。飲食費は実費をご負担いただきます。

受講申し込み方法

申込書をダウンロードし記入の上、メールに添付、あるいは郵送で有限会社人の森までお申し込みください。

 受講申し込み書のダウンロードはここから(マイクロソフトWord文書)

問合せ先

この講座に関する問い合わせは、有限会社人の森へお願いいたします。連絡先は です。電話の場合は 0586-72-5445 営業は平日9:30-17:00 です。

日本福祉大学大学院国際社会開発研究科による単位認定の条件

将来日本福祉大学大学院国際社会開発研究科での単位認定を希望される方は、各講座終了後に所定のレポートを期限以内に提出してください。レポートの内容が基準を満たしていると認められた場合、日本福祉大学大学院事務所が受講を証明する修了証を発行します。

2018年度以降に同科に入学の上、この修了証を提示し、認定を受けると選択科目の単位として認められます。なお他に同様のプログラムを受講し、修了証を得たとしても、最大4単位までしか認定されません。

企業・団体での受講の場合

特定の団体やグループ向けに特設講座を組むことも可能ですので、お問い合わせください。他の日程をご希望の方も、開催の可能性を検討しますのでご連絡ください。連絡先は です。

国際協力事業ホームページ 有限会社人の森