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人の森国際協力>>アーカイブス>人の森通信2007/07/07号

本の紹介 「開発の思想と行動」 
ロバート・チェンバース著 明石書店

by 野田直人

「開発の思想と行動」 ロバート・チェンバース著 明石書店

 国際開発の世界では参加型のグルとして有名なロバート・チェンバースの最新刊です。原題は「Ideas for Development」となっています。

 内容的にはチェンバース自身の過去の経験や論文を紐解き、今の視点で分析を加えています。正直、今までの本で一番難解かもしれませんが、チェンバースの思いが一番伝わってくる本でもあります。国際協力が「職業」ではなくて、自らの普段の生活の延長という捉え方が、とても自然です。それをもう少しわかりやすい英語で書いてくれるとありがたいのですが…。

 この本は本社の野田直人・野田さえ子と、京都大学アジア・アフリカ地域研究研究科准教授の藤倉さんの3人で翻訳しました。野田直人にとっては3冊目の翻訳、野田さえ子はこれが翻訳家?デビューです。

 これまでは大人数のチームで翻訳・執筆を行うことが多かったのですが、大勢だとペースがなかなか揃いません。そこで今回は、翻訳者を絞ったのですが、今度は翻訳者一人の負担が増えてなかなか進まない…思うようには行きませんね。

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