人の森国際協力>>アーカイブス>人の森通信2010/12/02号

ネパールの協力隊員からのメール

野田先生
こんにちは。JICA駒ヶ根訓練所で10時間講習でお世話になりましたJOCV宮原 (22-1次隊ネパール・村落開発普及員)です。

ネパールに派遣されまして3カ月が経ちました。早いものです。 その間現地語学訓練が1カ月、配属先に来て2カ月になりました。

私の要請は「ダルマスタリ村(カトマンズから10キロ北)の寡婦グループの組織強化」でした。NGO本部が最近力を入れているマイクロセービング&クレジットのコンダクトが喫緊任務です。

まだ、活動を始めたばかりなので、今は自分のやりたいことよりも、目の前にあるぐちゃぐちゃした状況の整理に奮闘しています。

私の配属先は、寡婦の自立支援をするNGOです。全国の寡婦を組織化しているNGOで、かなり精力的に活動をしています。そのようなわけで、女性の自立支援には経済的自立が欠かせないという認識に基づいて、セービング&クレジットに大注目しています。
(先生の10時間講習と事前勉強会をやっておいて本当によかったです。)

ただし、「マイクロセービングは女性の自立支援につながる⇒まずは支援対象者に貯蓄をさせる」という循環の中で、現場の当事者の自発的な意識に基づいてセービングがされていないため、もはや何のためのセービングか、ローンはどうなるのか?といったことがぐっちゃぐっちゃになっています。都市部インテリ女性と農村女性のある意味異文化コミュニケーションです。

そんな折に、野田先生からのメルマガです。
ボトムアップとトップダウンのお話。とても参考になりました。
私は当事者(農村女性)の近くにいるので、どうしてもボトムアップに重きを置いて考えていまして、「参加型でみんなで決めよう」と最初の一か月は思っていました。

・・・でも、うまくいかないです。なんでだろう?なんでだろう?
と考えていて、「ボトムアップとトップダウンのバランス」のご指摘を受けてすーっと胸のつかえが取れたような感じです。

首尾一貫して自分で決めるには農村女性には限界があります。(しかも短い時間で私がそれを強要していたようなので、尚更です)。本部の意見にもうちょっと耳を貸そうと思うに至りました。

ただ、先生のおっしゃる通り、バランスが大事ですよね。その辺はかなり難しいと思いますが、空気読みながら、(時に失敗しながら)やっていこうと思います。

今回のメルマガがあまりにも今の私に向けられて書かれていたように思ってしまって、ついつい長文メールをしてしまいました。とても励まされました。本当にありがとうございました。

ネパールは雨季が終わり、そろそろ絶景ヒマラヤを見れるシーズン到来。楽しみです。

お忙しいことと思いますが、先生、どうぞお体ご自愛ください。

本当に本当にありがとうございました。

注:トップダウンとボトムアップの話のバックナンバーは以下に掲載しています。 http://www.hitonomori.com/archives/10100201.html

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