人の森国際協力>>アーカイブス人の森通信2011/4/4号

シリーズ 社会的企業家 野老真理子社長に学ぶ
第四回(最終回)「ともかくはじめようよ ~準備してから始めるより、始めてから一つずつ解決するほうが早道」

国際協力コンサルタント・中小企業診断士 野田さえ子

ソーシャル・ビジネスを運営する知恵を、社会的企業である大里綜合管理株式会 社の野老真理子(ところまりこ)社長から学ぶシリーズ第四回目です。

ソーシャル・ビジネスを運営する知恵を、社会的企業である大里綜合管理株式会 社の野老真理子(ところまりこ)社長から学ぶシリーズの最終回です。

今回のテーマは、「ともかくはじめようよ」、です。
これまで、地域の社会貢献事業を広く手がける、大里綜合管理株式会社の野老真 理子(ところまりこ)社長から学んだ、ソーシャルビジネス運営のコツをいくつ かご紹介してきました。

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これまでのテーマをご紹介します。
第一回「定期的に入るキャッシュポイントを確保すべし!」
http://hitonomori.com/archives/11011101.html

第二回「冷静に数値で管理」
http://hitonomori.com/archives/11013101.html

第三回「あるものを活かそう、そしてつなげよう」
http://hitonomori.com/archives/11022801.html
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そして、最終回の今日お送りする大切なメッセージは、「これからソーシャルビ ジネスを始めたいと考えている社会企業家予備軍の人たちに、メッセージをお願 いします」との私の問いかけに、数秒考えた後、笑顔で、力強く、そしてよどみ なく語りかけてくださった野老さんのメッセージをそのままお伝えしたいと思い ます。

「まずは、やってごらんよ!」

「準備してから始めようではなく、まずはやってみて、それから課題を発見し、 一つずつ課題を解決するのが早いよ。」

「そして、ぶつかったらおいでよ。一緒に話し合おうよ!」

私にとっても、非常に力強いメッセージでした。

国際協力業界では、特に自分ではなく税金や寄付金などを預かり、実施する責務 を負う以上、詳細に調査を行い、きちんと計画し、そして執行するというプロセ スを求められます。また、国際協力業界では高学歴の方々が多いのですが、こう した人ほど、事前準備やリサーチを周到にしがちです。事前に調査し、課題を予 測し、計画し、実施するという行動様式を知らず知らずに身に着けている場合、 かえって、この「まずはやってみようよ」精神が非常に重要になってくると思い ます。

特にソーシャルビジネスや、ビジネスと国際協力の領域が交差する領域において は、先が見通せず、人々のニーズの把握が難しく、そして常に変化する環境の中 で何かを行う必要がある場合、まずは「やってみる」ことが大切であると痛感し ます。

2005年に創業した当社 人の森でも、まずはチャレンジしてみる、そして、そこ から課題を一つずつ解決していく、こうしたプロセスを積み上げることを今後も 大切にしていきたいと考えています。

チャレンジしてダメだったという経験の歴史を積み上げていくうちに、残ってい くもの、そして開けてくるものがあることを実感しています。

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